阪神は巨人に負けすぎ「柱」の選手が必要/吉田義男

引用元:日刊スポーツ
阪神は巨人に負けすぎ「柱」の選手が必要/吉田義男

<巨人2-4阪神>◇25日◇東京ドーム

-阪神が開幕カードでつまずいた東京ドームで、最後になって勝ち越した。

【写真】完投勝利を挙げた秋

吉田 不思議なチームですな。「個」は素晴らしい力を発揮するのに、これが「束」というか、1つになって勝ちにならない。とても不思議で、この3連戦を複雑な思いで見ていた。

-高橋が菅野に投げ勝ったカード2戦目に続き、この日は秋山が完投勝利。大山、近本、陽川も結果を出した。

吉田 高橋が好投し、秋山が粘った。陽川のホームランは素晴らしかった。近本も、大山もいい働きをした。でも今年も巨人に勝てなかった。8勝15敗(東京ドーム3勝9敗)は負け過ぎです。さっきも言ったように「個」は負けてないのに、試合で負ける。もったいない。

-新型コロナウイルス感染拡大による特別なシーズンはある意味、ベンチ対ベンチの勝負でもあった。

吉田 例えば初戦にマルテが一塁で4つのエラーをした。これは結果だ。でも2回に田中俊の一ゴロをファンブルし、その後でバックトスのような格好で送球した軽率なプレーをした。非常に不快だった。わたしが指揮官だったら、ベンチに下げてますわ。プロの戦う集団として、厳しさが必要だったのと違いますか。

-来シーズンにつなげる戦いを、と一言でいっても難しい。

吉田 チームに「柱」がほしい。投の菅野、打の岡本を看板にした原監督の采配は、世代交代を意識した戦いに見えた。そこに若手の思い切った起用がスパイスになった。阪神は大山が本塁打のタイトルを取って、一皮むけてほしい。育てることに重点を置きつつ、シーズン通して働く外国人も必要だろう。そして個が勝ちにつながるように、「フォア・ザ・ミー」ではなく「フォア・ザ・チーム」に導くことだ。【取材・構成=寺尾博和編集委員】