“投手最高の栄誉”サイ・ヤング賞投票に名を連ねた日本人投手たち

引用元:THE DIGEST
“投手最高の栄誉”サイ・ヤング賞投票に名を連ねた日本人投手たち

 ダルビッシュ有(カブス)がサイ・ヤング賞の有力候補に挙げられている。もし受賞すれば日本人としては史上初の快挙。この機会に、投手最高の栄誉とされる賞で投票を得た侍たちの軌跡を振り返ってみよう。

■野茂英雄

1995年:4位

1996年:4位

“トルネード”上陸1年目はデビューから6先発で白星がつかずも、初勝利を挙げた7月から2試合連続完封を含む7連勝を飾ってオールスターの先発マウンドも経験。伝家の宝刀フォークで並み居る強打者を抑え込み、奪三振王のタイトルを獲得するとともに防御率2.54は同2位。見事、新人王に選ばれ、サイ・ヤング賞投票でも4位に入った。

 2年目は防御率こそ3.19とやや悪化したものの、リーグ5位の16勝を挙げて234奪三振は2位、9月には打者天国として名を馳せるクアーズ・フィールドでノーヒットノーランを達成するなどインパクトも十分で、サイ・ヤング賞投票では前年と同じく4位に入った。

 

■斎藤隆

2006年:8位

 06年2月にドジャースとマイナー契約を結んだ時点では、メジャー入りの可能性すら高くないように思われた。ましてや、サイ・ヤング賞投票に入ることになるとは本人も予想外だったに違いない。開幕直後、故障離脱したエリック・ガニエに代わりメジャー昇格。好投を続けてクローザーを任された36歳のオールドルーキーは、72試合で防御率2.07、24セーブ、奪三振率12.29の見事な成績でプレーオフ進出に貢献。翌年はオールスターに選出されるなど、その後も安定感の高い投球を続けた。

■松坂大輔

2008年:4位

 ポスティング料を含め総額1億ドルを超えるビッグマネーが動いたレッドソックスへの移籍劇はアメリカでも大きな話題を呼んだ。1年目は15勝を挙げたものの防御率は4.40と満足いく数字ではなかったが、2年目に面目躍如。日本開幕戦に先発した後に8連勝を飾り、リーグ4位の18勝を挙げて負けはわずか3、防御率2.90も3位。サイ・ヤング賞投票で4位に入った。

「表向きの数字」は受賞者のクリフ・リー(インディアンス)にも引けをとらなかったが、リーグ最多の94四球を与えてイニング数も1先発平均6未満と安定感に欠けたのも事実だった。翌年以降は故障続きで、先発としてシーズンを投げ抜いたのはこの年が最後だった。

 

1

/2ページ