交流試合、2校だけの開会式 他校は大型ビジョンの集合写真で「参加」

交流試合、2校だけの開会式 他校は大型ビジョンの集合写真で「参加」

 2020年甲子園高校野球交流試合(日本高校野球連盟主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は10日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。午前9時15分から始まった開会式は新型コロナウイルスの感染防止のため簡素化。入場行進や吹奏楽部の演奏などはせず、開幕試合の大分商と花咲徳栄(埼玉)のみが参加し、両校主将が選手宣誓した。

【センバツ32校が8月に交流戦】

 開会式では、日程順に招待校の名前がアナウンスされると、バックスクリーンの大型ビジョンに各校ナインの集合写真が映し出され、スタンドから部員や保護者らが見守った。

 選手宣誓で、大分商の川瀬堅斗主将(3年)は新型コロナウイルスの感染拡大や地元九州での豪雨災害に触れ、「社会不安がある中で交流試合を開催していただき、再び希望を見いだし、あきらめずにここまでくることができました」と感謝。続けて花咲徳栄の井上朋也主将(同)は「一人一人の努力がみんなを作り、地域を作り、新しい日本を作ります」と力強く語った後、「被災された方々を含む多くの皆様に明日への勇気と活力を与えられるよう」と述べ、最後は2人で「最後まで戦い抜くことをここに誓います」と声をそろえた。スピーチの間は大型ビジョンに32校の集合写真が同時に映し出され、招待校の選手全員が開会式に参加しているような演出がなされた。

 大会は10~12日、15日~17日の6日間、新型コロナウイルスの感染拡大で中止となった今春の選抜大会に選ばれていた32校が招待され、各1試合ずつ計16試合を行う。【荻野公一】