ヤンキース田中に頭部直撃の影響なし/大魔神の目

引用元:日刊スポーツ
ヤンキース田中に頭部直撃の影響なし/大魔神の目

<佐々木主浩氏評論>

<ヤンキース5-2レッドソックス>◇1日(日本時間2日)◇ヤンキースタジアム

ヤンキース田中将大投手(31)がレッドソックス戦に今季初先発し、2回2/3を投げて4安打2失点(自責1)1四球3奪三振の内容で、勝敗は付かなかった。球数は51球。4日の練習中、頭部に打球を受けた影響で球数は50球をめどだった。

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田中の投げる様子から、練習中に頭部に打球を受けた影響は、まったく見られなかった。この日はそれが一番良かったことだと思う。これから徐々に球数を増やしていけば、何の問題もなく今季もローテーションでフル回転できるだろう。

まだ調整段階だから、現時点でカブス・ダルビッシュやツインズ前田とは仕上がり具合に差があるのは当たり前。ただフォームの素晴らしさはさすが。しっかり下半身が使えているし、何よりあのスッと足を上げた時の立ち姿。投げ方が本当に良いと思う。

内容的にも2点取られたとはいえ、まともな当たりはボガーツの右中間適時二塁打だけ。あれは直球がシュート回転し、真ん中に入った失投だ。それ以外は打ったコースが良かっただけのボテボテ左前打や、シフトを敷いていなければ二ゴロだった右前打など。直球も最速94マイル(約151キロ)をマークし、威力があった。捕手のサンチェスも真っすぐに手応えを感じていたのだろう。意識的に高めを要求し、空振りも奪うことができていた。

田中は2ボールになっても簡単に外角でストライクを取ることができる。制球の良さがあるから、見ていて安定感がある。やっぱり投手はコントロール。だから田中やツインズ前田が大リーグで活躍できるのだ。(日刊スポーツ評論家)