監督不在を乗り越えた阿武野が勝利 コロナ濃厚接触で自宅待機から復帰星

 「高校野球大阪大会・3回戦、阿武野6-3大阪国際大和田」(2日、豊中ローズ球場)

 初戦で監督と部長がともに不在だった阿武野が、3回戦を突破した。同校教員に新型コロナウイルス感染者が出たため、大辻民基監督(43)は筒井大樹部長とともに濃厚接触者と認定され、7月15から25日まで自宅待機となった。PCR検査の結果は陰性だったが、24日の初戦・大阪市立戦は2人とも不在だった。

 この日、今大会で初めて指揮を執った大辻監督は「監督がいない中で勝っていて、僕が戻って負けたらどうしようと思っていた」とホッとした表情。「勝ってよかった。この子たちと試合ができる喜びを感じた」と感無量の表情を見せた。

 初戦では、顧問の渡辺剛士教諭(36)が指揮を執ったが、初めての采配で急きょサインを覚えるなど急場しのぎとなった。序盤にサインミスが出るなどし、ベンチとナインが一丸となって窮地を乗り越えていた。

 3回戦を突破し、富田航平主将(3年)は「今日は先生(監督)もいて前よりもよかった」と笑顔。次戦は昨夏の甲子園優勝校、履正社との対戦が待ち受ける。「力の差はあるけど、自分たちで雰囲気をよくしていきたい。相手に圧倒されずに、チャンスで1本を出したい」と気持ちでぶつかるつもりだ。