しなやかさで柵越え放つ 飛距離自慢の左打者 明豊・布施 交流試合の注目選手!

しなやかさで柵越え放つ 飛距離自慢の左打者 明豊・布施 交流試合の注目選手!

 8月10日から始まる2020年甲子園高校野球交流試合。第2日第3試合で、県岐阜商の強力投手陣に対するのが、明豊(大分)の中軸を担う布施心海中堅手(3年)だ。

【写真特集】力強いスイングで打球を飛ばす明豊・布施心海

 身長171センチ、68キロと決して大柄ではないが、力ではなく、しなやかなスイングで打球を飛ばす。昨年秋は公式戦10試合で4本塁打をマークし、大分独自大会2回戦でも豪快な一発を放った。

 ホームランは狙わず、「欲を出さずにつなぐ打撃」を信条とする。理想とする打者は、自分より身長が低いにもかかわらず、米大リーグで3度首位打者になったアルテューベ(アストロズ)だ。

 昨秋の公式戦では3番打者として、出場校中トップとなる1試合平均11.5得点を誇る強力打線のつなぎ役となった。川崎絢平監督も「彼が勢いに乗ればチームも盛り上がる。チームのバロメーター」と厚い信頼を寄せる。

 大阪出身で、小学1年からリトルリーグで毎日100回を超える素振りを自らに課してきた。「つらかったが、今思えば良かった」と備わった飛距離を自信に、「大阪桐蔭を倒したい」と大分へ渡った。練習さえ満足にできなかったコロナ禍も、「当たり前が当たり前じゃないと実感して、毎日を大切にしてきた」と精神面の成長につなげた。

 「粘り強く、どんな形でも勝つ」と意気込む。最後までチームの目標だけを口にした。【吉見裕都】