【大阪】和泉総合に左投げの捕手がいた

引用元:スポーツ報知
【大阪】和泉総合に左投げの捕手がいた

◆高校野球代替大会 ▽大阪2回戦 東大阪大柏原15―0和泉総合=5回コールド=(大阪シティ信用金庫スタジアム)

 右手にキャッチャーミットを付け、投手を懸命にリードした。左投げの捕手、和泉総合・高野巧(3年)は「一人ひとり積んできた経験が違う」と東大阪大柏原打線の猛攻に悔しさをにじませたが、昨夏の花園戦(南港)での四球の多さの反省から「打ってもらってアウトを積み重ねようと思っていた。(四球を)5個に抑えられてよかったです」と試合を振り返った。

 中学1年時、捕手が走塁練習できないことを気遣い、代役で捕手を務めたところ、監督に気に入られたという。2日後には監督が右利き用の1・5倍の値段がする左利き用ミットを購入。「監督は(僕に)ゾッコンでした」と当時を振り返り、笑みをこぼす。和泉総合では1年の冬から野球部に所属し「ノリで捕手をやったら、ここでもまた監督が気に入ってくれて」。中学時代に使っていたミットを再び手にした。

 左投げのため、三盗を阻止する時など右投げよりも不利になることがあるが「左投げも特徴です。それでチームを覚えてくれることもある」とプラスに捉えている。「外角低めビタビタに決まった時は快感ですね」と捕手ならではの魅力を感じながらここまで野球を続けてきた。

 試合は大量得点を許したが、5回に1年生投手2人の球を受け「最後にバッテリーを組めてよかった」と少し声を詰まらせた。「(後輩には)今後に生かしてほしいです」と後輩たちを思いやった左投げ捕手は、最後の夏を終えて晴れやかな表情だった。報知新聞社