田中将大の活躍の秘密は”ボール球”?選手の評価指標「チェイスレート」とは

引用元:Baseball Geeks
田中将大の活躍の秘密は”ボール球”?選手の評価指標「チェイスレート」とは

近年、トラッキングデータを測定できるようになり、これまで知りえなかった情報が手に入るようになった。多くの球団は、これらのデータから考え出された多種多様な指標を活用して戦略を組み立てている。

今回は、投球されたボールの到達位置のデータから生まれた「チェイスレート」と呼ばれる指標について、昨シーズンのメジャーリーグ(以下、メジャー)のデータをもとに紹介していく。

「チェイスレート」とは?

「チェイスレート」とは「ボールゾーンスイング率」のことで、O-Swing%(Outside the strike zone Swing%)とも呼ばれる指標である。

投手にとっては「どれだけボール球をスイングさせたか」を表しており、この数値が高いほどボールゾーンの球をうまくスイングさせているといえる。打者にとっては「どれだけボール球をスイングしたか」を表しており、この数値が低いほどボール球を見極める選球眼が良いといえる。

打者の打球速度は、ストライクカウントが増えると減少し、ボールカウントが増えると増加することがわかっている。そのため、投手はボール球を振らせること、打者はボール球を振らないことが有利な状況を作るために重要である。

ヤンキース・田中将大がトップ10にランクイン!

表 チェイスレートランキング 投手編それではここから、実際にチェイスレートを用いて、昨シーズンの選手たちの活躍を評価していく。まずは、投手ランキングとして最もボール球を振らせた投手たちをみていこう(表)。

ランキング1位には、ゴーズマン(ジャイアンツ)が輝いた。メジャー平均と比較しても10%以上もチェイスレートが高く、ボール球を活用した効果的な投球ができていたといえる。

また、最多奪三振のタイトルを獲得したデグロム(メッツ)を抑え、田中将大(ヤンキース)が全体6位にランクインした。田中は昨シーズン、高めのストレートと低めの変化球を有効に使った投球ができていた。コースを徹底した投球で、ボール球をうまくスイングさせることができたのだろう。日本人投手初のメジャー6年連続2桁勝利の実力はホンモノだ。次ページは:打者ランキング1位は最多四球の選球眼

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