エンゼルスのトラウトがコロナ禍での出場に揺れる心境語る

引用元:スポーツ報知
エンゼルスのトラウトがコロナ禍での出場に揺れる心境語る

 エンゼルスの夏キャンプ初日を迎えた3日(日本時間4日)、MVP三度受賞の主砲マイク・トラウト選手(28)がビデオ会見にて、新型コロナウイルス感染リスクがある中でプレーすることに対する自身の心境を語った。

 コロナ禍が終息するどころか、感染者数が日々増加する米国。なかでもエンゼルスの本拠地カリフォルニア州や遠征先のテキサス州は感染者数が特に多いホットスポットとなっている。自粛期間中から、コロナ禍でプレーすることへの不安を表明してきたトラウト選手は、この日「この状況は正直、まったく心地よいものではありません。来月に初めての子供が産まれるので、自分の頭の中も、妻の頭の中も様々な考えでいっぱいですが、最も安全で最も気をつけてシーズンにのぞむつもりです。自分だけでなく、すべての選手が非常に厳しい状況に置かれていると思います」と険しい表情で話した。

 開幕に参加しないという選択肢もある中で、今季プレーをする決断をした理由を地元記者に尋ねられると、「スポーツは今のこの国にとって大切だから、野球選手は自分の家族と命にリスクがある中でもフィールドに出て、みんなのためにプレーする。自分は野球が好きだし、プレーしたい。だが、今の状況は非常に厳しいので、様子をみながらやっていく。明日なにが起きるか誰もわからない」と表情を曇らせた。

 球場には選手やスタッフ、相手チームの関係者など大勢が集まる。「シーズン中、ここに関わる全員が毎日24時間、ずっと感染しないように注意した行動を取り続けることができるのだろうか?たとえば遠征先のホテルから一切でないという人もいれば、外食する人もいるだろう」と、人それぞれ警戒心のレベルが異なることを懸念している。

 「万が一、自分が新型コロナに感染して、それを妻や生まれてくる子供に絶対にうつしたくない」。

 会見中、厳しい表情を見せていたトラウト選手。最後に今季への期待を聞かれると、「まずは何よりもチームの安全第一、健康第一。それに大谷も投手として戻ってくるし、楽しみだ」と、笑顔で回答した。報知新聞社