【ヤクルト】奥川恭伸、また154キロで1回完全!1軍へ高津監督「次のステップに上がっていい」

引用元:スポーツ報知
【ヤクルト】奥川恭伸、また154キロで1回完全!1軍へ高津監督「次のステップに上がっていい」

◆イースタン・リーグ ヤクルト―ロッテ(30日・戸田)

 ヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手(19)が1軍昇格への第1ステップを満点クリアした。30日、イースタン・リーグのロッテ戦(埼玉・戸田)で先発して1回を無安打無失点。6月20日のデビュー戦に並ぶ自己最速の154キロを計測した。映像でチェックした高津監督は、期待の新人右腕の成長ぶりに太鼓判。2試合は1イニングに限定していた投球回を、増やしていくことを示唆した。

 圧巻の3者凡退。その結果で不満顔なのだから、やはり並のルーキーじゃない。

 奥川は2番・平沢への5球目で自己最速タイの154キロを計測。直後に雨脚が強まってカウント2―2から約10分間中断したが、再開後の2球目の直球で見逃し三振を奪った。1回を無安打無失点。「抑えたというよりも、打ち損じてくれたという感じの方が自分の中では強かったので、今日はイマイチかなという感じです」。苦笑いでベンチに戻った。

 先頭で対戦したのは、石川・星稜高2年時に選出された高校日本代表でチームメートだったプロ2年目の藤原。2球で追い込むと、5球目のフォークは「納得いってないですね。落ちきってくれなかった」と言いながらも、二ゴロに打ち取った。3番・菅野は初球のスライダーで捕邪飛。フォームのバランスに納得していなかったが、危なげない完全投球だった。

 反省しきりの新人右腕とは裏腹に、高評価を与えたのは高津監督だ。奥川の投球を「見たくてミーティングに遅れた」というほど注目し、神宮で映像を確認。「球の走り、力、変化球のキレ、一番はボールを操るコントロールが抜群に思えた。次のステップに上がっていいのかと思う」と順調な成長ぶりに目を細めた。20日のデビュー戦も1回無安打。2試合で打者6人を完璧に抑えている。高津監督は「もっと見てみたい気もするし、違う一面の奥川を見てみたい気になった。もうちょっとたくさん投げて、いろんな一面を見たいと思う」と2、3イニングの投球へのステップアップにゴーサインを出した。

 前回登板後には両親や星稜・林監督らから祝福のメッセージを多くもらったという奥川。1軍の試合はテレビでチェックして気持ちを高めている。「自分もあの舞台に立ちたいなという思いがドンドン強くなってきている。そのためにしっかりファームで結果を残して。段階を踏んでになるんですけど、早くあそこに立てるように一生懸命頑張りたいと思います」。力強い足取りで一歩ずつ前進している。(安藤 宏太)

◆奥川の初登板 6月20日のイースタン開幕戦・西武戦(戸田)で先発。実戦登板は昨年9月の茨城国体以来ながら、先頭の西川へ初球に自己最速タイの154キロで空振りを奪った。カウント2―2から高めの直球で遊飛に打ち取ると、続く綱島は内角直球で見逃し三振。高木の4球目にも再び154キロをマークすると、2―2から外角高めの149キロ直球で空振り三振を奪った。1回14球を投げ無安打無失点。「試合独特の緊張感とかワクワク感を、久しぶりに味わうことが出来て本当に楽しかったです」と話していた。報知新聞社