阪神・藤浪が退院「今後はプレーで期待に応える」矢野監督も謝罪

阪神・藤浪が退院「今後はプレーで期待に応える」矢野監督も謝罪

 阪神は7日、新型コロナウイルスに感染した3選手のうち、大阪府内の病院に入院していた藤浪晋太郎投手(25)が同日に退院したことを発表した。藤浪は球団を通して謝罪の言葉とともに「より一層、野球に精進してまいります」などとコメント。またこの日、チームが活動休止になって以来初めて取材に応じた矢野燿大監督(51)もチーム内から感染者が出たことを謝罪した。

 球団を通して発表された藤浪のコメントの大半が謝罪の言葉で占められていた。

 「この度はファンの皆様、野球関係者の方々、チームメイトや球団の方々をはじめ、多くの方々に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深く反省し、お詫び申し上げます」

 藤浪は7日に退院。5日に退院した伊藤隼と同じく、当面は自宅待機となる。これにより感染により入院しているのは、チーム内で長坂のみとなった。

 藤浪は嗅覚異常を訴え、先月26日にPCR検査を実施。当初は新型コロナウイルスの症状に嗅覚、味覚の異常もあることを知ってもらうため実名報道を申し出た姿勢が称賛され、実際にその報道がお笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこらの感染判明にもつながった。

 一方で感染した3人を含む計7人の阪神選手が参加していた会食が“発生源”となった可能性が浮上。その場にいた一般女性3人まで感染するという事態となった。それだけに藤浪が発表したコメントには、冒頭の“ざんげの言葉”が並んだ。

 この日、矢野監督もチーム内で感染者が出たことを謝罪。活動休止となって以降、初めて取材に応じ、「みなさんには申し訳ないし、球界にも迷惑かけたし…。地域のみなさんにもだし、俺らが分からないところにも多大な迷惑をかけてしまって申し訳ない」と神妙な面持ちで話した。影響は他球団にも及んだだけに、指揮官は「反省や責任ももちろんあるし、それはしっかり受け止めないとだめだと思う」とうなずく。

 それでもチームを率いる者として後ろばかりを向いてはいられない。「未来は変えられるので、それをどうしていくかっていうのは、チームとしても個人としても考えていかないとだめなので」と必死に前を向く。藤浪も「今後はプレーでファンの皆様の期待に応えることができるように、より一層野球に精進してまいります」とコメントを結んだ。

 まずは日本球界で初めて感染者を出したという事態を真摯(しんし)に受け止め、歩みを進めていくしかない。