中日・白井オーナーが退任へ「平成から令和へ…最良のタイミング」 一番の思い出は07年日本一

中日・白井オーナーが退任へ「平成から令和へ…最良のタイミング」 一番の思い出は07年日本一

 中日は27日、名古屋市内で決算取締役会を開き、オーナーの交代人事案が内定したと発表した。現オーナーの白井文吾氏に代わり、新しいオーナーとして大島宇一郎取締役オーナー代行が就任する。

 また、現名誉オーナーの大島宏彦氏は退任。白井文吾氏が名誉オーナーに就任する。オーナーの交代は3月25日の定時株主総会で正式決定する見通し。

 矢野博也球団社長はオーナーの交代について「令和のシーズンを迎えるにあたり、(白井オーナーは)90歳を超えていらっしゃる。お元気だが、後進に道を譲るということで、新しいドラゴンズを一歩踏み出す」と説明。その上で「ドラゴンズの悲願であったリーグ優勝、日本一と良い時代を築いていただいたオーナー」と白井オーナーへの感謝を口にした。

 白井オーナーは球団を通じて、以下の通りコメントを発表した。

 「このたび、中日ドラゴンズのオーナー職を大島宇一郎オーナー代行(中日新聞社代表取締役社長)に託すこととしました。2000年3月にオーナーに就いて20年という節目を迎え、交代するには最良のタイミングと判断しました。平成から令和へ時代が移り、初の開幕を迎えます。新しい時代には、新しいオーナーで臨むのがふさわしいと考えています。

 在任中、中日ドラゴンズはリーグ優勝を4度果たし、さらには2007年に53年ぶりの日本一を成し遂げました。この年の日本シリーズ最終戦は、特に印象に残っています。山井大介投手から岩瀬仁紀投手への『完全試合リレー』は大きな反響を呼び、プロ野球ファンの記憶に深く刻まれました。地元・名古屋で決めた日本一に心から感謝するとともに、球場に広がった歓喜のテープを見て胸がいっぱいになりました。黄金期を築いた選手たちの魅力あふれるプレーが思い出されます。

 現在、ドラゴンズは成績が低迷していますが、新しい体制の下、チームが一丸となり必ず復活してくれると期待しています」

 また、新しくオーナーに就任する大島宇一郎氏も球団を通し、コメントを発表。「現白井文吾オーナーから、中日ドラゴンズのオーナーを引き継ぐことになりました。ドラゴンズと言えば、プロ野球界だけでなく、名古屋を中心とした中部地方の顔。その球団の運営に携わらせていただけますことは、光栄であると同時に、重責を担うことに対して身の引き締まる思いです。近年チームの成績はやや低迷しておりますが、与田剛監督の新体制に移行して初年度の2019シーズンは、さまざまな面で成長が見られました。進化を遂げつつあるチームをいっそう盛り上げ、強いドラゴンズを復活させていくため、フロントも新しい体制で、与田監督をはじめ選手、コーチらとともに活気あるチームづくりに取り組んで参ります」