昨春投手転向の仙台育英・阿部恋が好投「結果大事」

引用元:日刊スポーツ
昨春投手転向の仙台育英・阿部恋が好投「結果大事」

センバツの右腕ベンチ入りメンバー争いが激戦だ!

第92回全国選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)に出場する仙台育英(宮城)は10日、静岡・沼津合宿4日目を行い、紅白戦3試合を実施。1試合目で2番手登板の阿部恋(れん、2年)は3回無失点。昨夏の甲子園を経験した伊藤樹(たつき、1年)も2試合目の3番手で3回無失点。全部員73人から50人参加の“サバイバル選考合宿”で結果を示し、須江航監督(36)からも「可能性は上がってきている」と高評価を得た。

【写真】好投でアピールを続ける仙台育英の阿部恋と伊藤

阿部恋は昨春、同監督の助言もあって内野手から投手に転向した。昨秋は明治神宮大会で1/3回だけ投げたが、まだまだ成長途上。初めて投手1本で冬を越し、当初125キロだった球速は最速144キロへ。この日も5回の先頭に安打を許し、次打者の打球が右肩に直撃するトラブルにも負けず、踏ん張った。「三振を狙うのではなく、打たせてとることが出来た。生き残るためには結果が大事なのでうれしい」。初日の4回3失点の反省を生かし、2日目は5回無失点。「名前は恋ですけれど、恋愛はちょっと苦手」と笑う甘いマスクだが、マウンドでは攻めの姿勢が光った。

最速146キロの伊藤は星稜(石川)との準々決勝で先発し、満塁弾を含む1回1/3で5失点。明治神宮大会ではメンバー落ち。もう1度、フォームや球質を見つめ直し、リベンジに挑む。質力を抑えた投球を求められていたため走者は許したが、最後は3者連続三振締め。「自分の原点は外角低めの真っすぐ。その角度もついてきたのは、調子も上がっている証拠」と自信も戻りつつある。

左腕は秋に背番号1の向坂優太郎(2年)が安定感を増し、一塁手兼任の笹倉世凪(1年)も健在だ。右腕は外野手兼任の吉野蓮(1年)、サイドの粕谷映斗(2年)、菅原天斗(2年)ら9投手が候補となっている。11日の最終日も紅白戦予定。サバイバル紅白戦は、今月下旬の福島・いわき合宿まで続く。

【鎌田直秀】