約20年の月日が経って復活!?川崎宗則、歳内宏明もプレーした味全ドラゴンズはどんなチーム

約20年の月日が経って復活!?川崎宗則、歳内宏明もプレーした味全ドラゴンズはどんなチーム

 2019年のアジアウインターリーグではNPB、JABA選抜、台湾プロ野球のCPBL選抜、韓国プロ野球のKBO選抜と各団体の選抜チームが参戦したが、その中で単独した味全ドラゴンズは、今年、CPBLから新規参入が認められたプロ野球チームである。規定により活動1年目は二軍で活動し、2年目は一軍で加入する予定だ。こうしたステップを見ると新興チームという印象を受けるが、実はCPBLが創設された1990年から1999年まで加入し、1997年~1999年にいたっては台湾シリーズで優勝している強豪だ。しかし1999年に解散したが、約20年の月日が経って、台湾の食品大手会社である味全が立ち上げた。

 今年のドラフトでは32人を指名した味全ドラゴンズ。
 コーチングスタッフ、選手は日本にとって馴染みのある方々が在籍したり、一時的ながら加入していた。

 まずコーチでは台湾野球のレジェンドバッターで、徳島インディゴソックスでもプレーした張泰山打撃コーチに就任。さらに、アジアウインターリーグでは、福岡ソフトバンク、MLBで活躍した川崎宗則(鹿児島工出身)がコーチ兼任選手。現役続行を目指す前阪神の歳内 宏明(聖光学院出身)、今年まで埼玉西武に在籍していた廖 任磊もウインターリーグ限定の契約を結んでいた。

 台湾の記者で日本野球通の雷明正さんはお勧めの2選手を紹介してくれた。まずは投手では背番号18をつける徐若熙は名門・平鎮高中出身の本格派右腕で、最速は150キロを超える。ウインターリーグでは4試合を投げ、1勝0敗で、防御率4.60に終わったが、背番号18をつけており、球団の期待も高い。まだ2000年生まれの19歳。球団のエース格へ成長できるか。

 打者では黄柏豪を紹介してくれた。ウインターリーグでは14試合で、51打数22安打12打点。打率.431は全体でも1位となった。3位決定戦のCPBL選抜戦では4打数3安打2打点の活躍を見せ、3位獲得に大きく貢献した。

 雷さんは「ウインターリーグの初戦・KBO選抜戦ではサヨナラ安打。4番を打ち、球団からの期待も大きいです。課題は守備です」と守備力向上が一軍参戦までの課題となりそうだ。

 また2017年のU-18台湾代表だった郭天信も在籍。当時は身体能力抜群の遊撃手で、守備も抜群に上手い選手だったが、今では外野手へコンバート。ウインターリーグでは13試合に出場し、47打数11安打、9打点の活躍を見せている。

 今回、味全ドラゴンズを紹介したのは日本のプロ野球を経験した選手が近い将来、プレーする可能性があるからだ。かつてのアマチュア、もしくはNPBで活躍した選手も味全ドラゴンズで見られるかもしれない。その時、味全ドラゴンズの成り立ちを再確認していただければ幸いだ。