育成の星・増田大輝(巨人)がブレイクの1年を振り返る「一軍の大歓声の中で、野球ができるのは素晴らしいこと」

育成の星・増田大輝(巨人)がブレイクの1年を振り返る「一軍の大歓声の中で、野球ができるのは素晴らしいこと」

 2014年以来、セ・リーグ優勝を勝ち取った読売ジャイアンツ。セ・リーグMVPの坂本 勇人(光星学院出身)、岡本 和真(智辯学園出身)、菅野 智之(東海大相模出身)を中心としたドラフト1位組、丸 佳浩(千葉経大附)をはじめとしたFA組が融合した巨大戦力は12球団でも福岡ソフトバンクに並ぶ球団である。そんな中、育成から這い上がり、守備固め、代走として存在感を示したのが増田 大輝(小松島出身 徳島インディゴソックス)だ。

【動画】インタビューで1年を振り返る増田大輝

 2015年育成ドラフト1位で巨人に入団し、2年目に支配下選手登録。2018年まで一軍出場はなかったが、テレビ番組で、妻子を徳島に残し、寮住まいをしながら、一軍を目指す姿がファンの共感を呼び、ひそかに人気が高まっていた。

 そして今年、一軍に昇格すると、シーズン前に目標を掲げていた30試合出場を大きく上回る75試合に出場、10安打に終わったが6打点、15盗塁をマークし、重要な場面での盗塁、好守備が光り、首脳陣の評価は日に日に上がっていた。そして年俸も1000万増の1500万円でサインし、プロ野球選手としてのステータスを高めていった。そんな増田は12月7日に行われたベースボールクリスマスに参加し、イベント後の取材で、今シーズンについてこう振り返った。
「一軍の大歓声の中で、野球ができるのは素晴らしいことですし、野球を続けてよかったと思います」と感慨深げに振り返った。

 シーズン前は一軍30試合出場を目標を大きく上回る75試合出場をできたことについて増田はこう語る。
「一軍に読んでもらって結果を出せて少しでも、チームに貢献出来たのはすごく財産になりました」

 また来季から背番号「0」に変わる。巨人の背番号「0」といえば、バントの神様・川相 昌弘(岡山南出身)、盗塁王の経験を持つ藤村 大介(熊本工出身)、今季まで背番号「0」を背負っていた吉川 尚輝(中京出身)と堅守型のタイプ、俊足選手が背負ってきた番号だけに球団の期待の大きさが伺える。

「数々のスター選手がつけている番号なので、この番号を汚さないように頑張っていきたいと思います」
 そのために来季へ向けての課題は打撃を主にした全体的なレベルアップ。

「全体的なレベルアップもそうですが、バッティングも3割近く打って、打撃でチームに貢献できるようにして、今年以上に盗塁も成功できるように、レベルアップしてきたいと思います」

 また増田は数少ない独立リーグ出身で一軍で実績を残し始めている選手である。独立リーガーの代表として成績を残さなければならない思いは常に持っている。

「しっかりと後輩たちが目指したいと思えるように、モチベーションを上げられるように、独立リーガーの代表として頑張っていきたいと思います」
 そして来季は連覇を目指すジャイアンツにとって欠かせないピースになるべく、さらなるパワーアップを誓う。