秋山、ウィンターミーティングで直接交渉6時間…日本人選手で初めて現地入り

引用元:スポーツ報知

 【サンディエゴ(米カリフォルニア州)=安藤宏太、一村順子】海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグ移籍を目指している西武・秋山翔吾外野手(31)が10日(日本時間11日)、ウィンターミーティング(WM)の行われているサンディエゴの会場でメジャー球団と直接交渉した。WMで日本人選手が登場して直接交渉するのは秋山が初めて。パドレス、Dバックス、カブスなど5球団前後と交渉した模様だ。

 リラックスした表情で秋山は姿を見せた。関係者、報道陣でごった返す会場に、午前10時過ぎに到着。黒いスーツにネクタイを締めたが、笑顔を見せるなど緊張はあまりない様子だった。軽やかな足取りで交渉が行われるフロアのある上層階へ、関係者らとともにエレベーターに乗り込んでいった。終了後は報道陣の前に姿を見せなかったが、6時間以上滞在したとみられ、各球団の条件面や環境面などに耳を傾けたようだ。

 メジャーへの移籍交渉は、基本的に代理人を通して行われる。もちろん最終的には顔を合わせて交渉をまとめるが、日本からわざわざ米国に足を運んで、ウィンターミーティング会場に行った日本人選手は初めて。前日の9日(日本時間10日)に米国入り。数日間の短い滞在ながら、しっかり有効な時間を過ごした。

 交渉したとみられるパドレス、Dバックス、カブスなどは、いずれも秋山を外野のレギュラーとして期待している。球団選定の思いを10月には「自分がどこに行きたいというよりも、必要としてくれる球団があるかどうか」と吐露していた。直交渉でしか分からない熱意を感じ取ったはずだ。

 年内の早期決着も見えてきた。昨オフはFAだったマチャド(パドレス)、ハーパー(フィリーズ)の去就が決まったのは、キャンプイン後の2月後半。だが、今オフはすでにストラスバーグがナショナルズ、コールがヤンキースと大型契約を結ぶなど、大物も早い段階から動きつつあることも追い風となっている。

 ポスティングではなくFAのため、秋山は期限なく熟考することは可能。だが、「リミットを決めないと、きりがなくなる。ある程度のところで線を引かないといけないところは出てくると思う」と話していたように、長期戦は望んでいない。生活環境を整える意味でも、早期決着は家族を持つ身にとってメリットは大きそうだ。

報知新聞社